「いのちの授業」&「自炊塾」の受講生と伊都キャンパスで「弁当の日」


今期から毎週水曜は「いのちの授業」と「自炊塾」の受講生と伊都キャンパスで「弁当の日」。


「だれも来なかったら・・・と思うと、昨日は寝れませんでした」と企画した農学部2年の女子学生が言う。
「教員と学生、二人の『弁当の日』も悪くはないけど、周りの学生たちから奇異な目で見られるかもね」と私。


そのような会話をしていると、お昼少し前から弁当をぶら下げた学生たちが次々とやってくる。


机上に並ぶ30以上の弁当。


「めちゃ楽しい」
「美味しい〜♪」
「こんなにたくさんの料理を一度に食べれるってイイよね〜♪」
「朝、6時に起きたよ。早起き久しぶりやった〜」
「俺のおかずだけ残ったらどうしよう〜」


和気藹々とした盛り上がりに、周辺でコンビニ弁当やパンを食べている学生たちの羨ましげな視線が注がれる。私は自炊したという優越感だろうか、見られている学生たちの表情は、心無しか得意気に見える。


さらに、TNCももち浜ストアでご活躍の料理研究家・幾田淳子先生が途中から加わった。今春から関東にある大学の学生となった長男の大学生活を自分でも体感したいと、一品持って駆けつけてくださったのだ。案の定、学生たちから幾田先生に料理に関する質問が浴びせられる。


「ドレッシングって自分で作れるんですか?」
「ジャガイモ買ったら、毎日ジャガイモ料理で飽きるんですけど、レパートリーを増やすにはどうすればいいんですか?」
・・・etc.


料理をしたがっている大学生はこんなに居るのだ。


「俺、今日のメニュー以外作ったことないけど、これから毎回、沖縄郷土料理でいこうかなぁ」。


ニンジンシリシリを作ってきた沖縄出身の男子学生はそう言い残して三時限目の授業へと戻っていった。


来週もきっと賑やかな「弁当の日」になるだろう。


語らずして伝えたいことが伝わる「弁当の日」はやっぱりスゴいと思う。