人権教育研修会2日目


ヒロシ、ゴーシ、イナマス、ヒラマツ。


オジサン4人で食育ワークショップ。午前と午後で延べ400名ほどの小中学校教員を中心とする人たちが集まった。


プログラムは、食の問題提起→弁当の日紹介→弁当の日議論


弁当の日を中心に据えたワークショップは、「弁当の日の実践者を増やす」という明白な“用意された答え”があるという点で、通常のワークショップとはやや異なる。


弁当の日の紹介を終えた時点で、「ここまで聞いて、弁当の日をやってみても良いと思う人?」と訊く。残念ながらほとんど手が上がらない。


「弁当の日の難しさは?」と訊ねると、弁当の日をできない理由が噴出する。食育を実践していない学校の先生からすれば、弁当の日の良さを実感できても、実施することで生まれる苦労を考えると実践を躊躇するのだと思う。


ここからおよそ20分くらいの稲益先生とひろしさんによるたたみかけがスゴかった。


「ここは同和研究をする会ですよネ。もともと弱者に手を差し伸べるために生まれた歴史を持っているのではないですか?」
「あなたたちの使命は?いったい何のために先生になったのですか?」


それまで賑やかだった会場が水を打ったように静まりかえった。


人の心に訴えるトーク。私のこれからの課題だ。