岐阜県初!「ここ」から始まる九大自炊塾
たくさんの人が「食べる専門家」から脱却し、自炊が当たり前の人になること。
それが「自炊塾」が思い描く到達点です。
でも、これが意外と難しいんですよ。
特に、ほとんど自炊をしたことがない人ほど。
その問題は、料理の指導者ならば、結講、気付いていることです。
だから、発想の転換が必要だと思い、大学生に自炊を身につけさせる授業「自炊塾」をはじめました。
たった4ヶ月の間ですが、大学生は見事に「食べる専門家」から、自炊を楽しむ人へ変わりました。
そのノウハウをお伝えします。
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◎岐阜県初!「ここ」から始まる九大自炊塾
【日時】11月3日(火祝)10:00-12:00
【場所】可児市NPOセンター
【申込】まさぁぐ〜す予約システムCoubic
https://coubic.com/mothergoose/365251/
またはメール(happystylenet@hotmail.co.jp)で
【プログラム内容】
・理論よりも五感から 〜 Don't think!Feel!(個人ワーク)
・料理は見◯見◯◯ 〜 レシピにはないモノ
・献立力を養う 〜 メニューは◯◯中心に(グループワーク)
・ひと手間を愛おしむ 〜 面倒くさい?
・団欒文化の起源 〜 なぜ、自炊が長続きしないのか?
・大学生の食大改造 〜 劇的ビフォー&アフター
(当日の状況によって若干変更される場合もありますのでご了承ください)
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幸せ収納・冷蔵庫編
杉田 明子さんの幸せ収納の教えを、我が家のお片づけ苦手コンビ、私と次女で決行!
対象物は我が家の冷蔵庫。
私がモノの仕分けを、次女はポジションレイアウトを担当。
毎日の飲み物は右扉の最下段を中心とした右下配置。よく使うものは左扉全体を中心とした左配置。ほとんど使わないものは棚の最上段を中心とした上段配置。時々使うのはそれらの間に。中央部の空いたスペースは、常備菜や食べかけなど日々動いていくもの。
二人で話し合いながら、和気藹々のあっという間の4時間。
ものには、それぞれ、収まるべき場所がある。
そういう心の目を持つことができるようになると、不思議と、冷蔵庫の扉を開けるだけで楽しくなる。料理が益々楽しくなる。
女の子らしく、マスキングテープでお洒落な表示を作ってくれた次女。今後、どんな成長があるのか。ちょっと期待している。
いのちの授業 in 津和野高校
喉の痛みは収まったが、まだ普段の声がでない。
昨日、帰宅すると、「あんた、その声で講演したと?」と妻。よほど聞き苦しい声だったのだろう。
講演ツアーの最後に訪れた、山陰の小京都と呼ばれる津和野は、周囲を山に囲まれた街だった(写真)。
津和野高校の全校生徒への「いのちの授業」では、鞄の中に入れていた「いりこ爆弾」を全弾投下し、声はちゃんと出なかったけど、90分間、気持よく語たらせてもらった。
本日、津和野高校の先生からメールが届いた。
おはようございます。先生昨日は、ありがとうございました。お帰りも遅くなってお疲れがでなければよいが・・・と案じています。
昨日の講演は、感動的でした。私は今もまだ心が落ち着かないぐらい揺れていますが、この揺れはとても快く講演の余韻に浸っています。
今朝も多くの職員から、「久々にいい講演に出会った」「90分生徒が惹きつけられていた」「いい先生を呼ばれましたね」「PTA講演会に来ていただきたい」等々の声が届きました。中には、講演後は、今日は優しい父親になれると思ったけど、帰ったら子どもを叱ってしまいましたと反省する職員もいました。講演翌日に、職員から保健室にこんな声が届くことは、これまで経験がなかったので、嬉しい戸惑いで、一日が始まりました。
こんな田舎の生徒たちに素敵な大人のお話を聞かせるチャンスをいただけたこと 本当に喜んでいます。挨拶をした生徒は、「もっとたくさん言いたかったのにドキドキして言えなかった」と言いに来ました。先生の授業をまた受けたいと伝えたかったようです。私にもありがとうの言葉に「いりこ」を1袋を添えて届けてくれました。若い教師が、はなちゃんに負けないように味噌汁を作ると宣言しましたので、分けてあげました。
今回の講演会が、こんなに波紋を呼び うれしくてうれしくて どうしても先生にお伝えしたくて・・・・。
本当にありがとうございました。いのちの授業 万歳 です!
今日から始まる中学生たち
昨日の「自炊塾」直後から、つばを呑み込めないくらい喉の傷みがはげしくなり、発熱。10月に入ってからのハードスケジュールが祟ったようだ。
一日、休暇をとって大事をとり、日頃できないことをいろいろやっていたら、先日講演で伺った岐阜市内の中学校の保護者からメールを頂いた。
初めまして。。。 先日講演いただいた岐阜中央中学校の保護者です。 突然の友達申請という失礼をお詫びしますが、一言お礼を申し上げたくて。。。
保護者向け・生徒向けの両方の講演を聞かせていただきました。
反抗期真っ盛りの中学2年生の息子が、あれから「有難う」を言うようになりました。 週末には、「作り方を教えてくれ」と自分でキムチ炒飯を作っていました。 本当にびっくりです。。。
別の保護者の方の話ですが、「緑茶を買ってきて欲しい」と。。。 息子さんからその日の夕方にメールがあり、何でかな???と思っわれたそうです。
講演会を聞いて、「これからは、ジュースばっかり飲むのは僕も少し考える」と中2の子が自分で言ったそうです。 改めて、食について子供たちなりに考えるきっかけになったみたいですね。 自ら変えていく事はとても大事だと感じました。。。
先生、心に響くお話を有難うございました。お忙しい毎日でしょうが、頑張ってください。
「今日で終わる人 or 今日から始まる人。どちらの生き方が良いですか?」
最近の中学生向け講演の最後に使うスライドの文句。今日から始めようと一歩を踏み出した中学生に私も勇気をもらった。
明日から2日にわたり島根の小中学生、高校生向けの講演会3連戦。
私も頑張ります。
後期「自炊塾」第1回調理実習
メニューは、大学生でも簡単にできる、鶏肉と季節の野菜の赤ワインビネガー煮込みと糸島豚のラグーパスタ。
化学調味料一切無し。
塩と肉と野菜の旨味だけ。
ちょっとした工夫で、家庭でもプロの味を実現する調理技術を惜しげもなく伝えてくださった。
出来上がりの見た目の美しさを考えて、野菜は同じ大きさに切る。
塩コショウは高く振って、味を均一につける。
ニンニクは弱火でじっくり。
挽肉は撹拌せず、ステーキのように焼く。
途中で必ず味見をして、味の最終形をイメージしながら軌道修正する。
コンソメ等、化学調味料は使わず、素材の味のバランスをとって味に深みを出す。
・・・etc.
「こういうことは“クックパッド”には書かれていないよね」。と船越清玄さん。
そう。
レシピにはこういうコツはほとんど書かれていない。
だから、レシピを見るだけでは料理はあまり上達しない。
また、どんな料理人も、人の料理する姿をどん欲に観察し、それと同じことができるかを何度も試す。
その時、忘れないように大事なことをメモすること。
もう一人の講師、船越利枝さんはしっかりと伝えてくださった。
それは、基礎教科の勉強と一緒だと思う。
参考書だけ開いていてもなかなか身に付かない。
参考書から自分が大事だと感じたことをノートに書き取る作業が学習効果をいっそう増してくれる。
レシピは配らないという方針は前期からだが、メモを積極的にとる学生は意外と少なかった。その反省点を活かすべく、今期は、「自炊塾」専用ノートを一人一冊ずつ配布した。
実習中、プロの料理人の一言一句をひとつも逃がしてたまるかと必至でメモる学生たちが大変印象的だった。
写真一番手前の女子学生は、絵も描きながらわかりやすいメモをとっている。
「弁当の日」で育つ
中学生向けの講演は、小学生や高校生向けより難しい。心が激しく揺れ動く年頃の子どもたちの成長段階は様々で、まさに、不揃いな果実だ。だから、生徒と対面するまでは結構気が抜けない。
今日の生徒たち。すこしふざけた生徒もいたが、全体的には聴く姿勢がよくできていた方だった。ちゃんと顔を上げてこちらに視線を向けている子がほとんど。話しやすかった。
しかし、一人だけ気になる生徒が居た。身体を半分後ろにひねり、講演の途中からずっと私語が止まらないのだ。私は、話に集中しながらしばらく様子を見ていたが、一向に私語が止む気配がない。
講演中盤の一番大切な話にさしかかった時、その生徒の周りに居る生徒たちの困惑の表情が目に入った。その瞬間、条件反射的に、私は私語をする生徒を指差して言った。
「キミ、うるさい。周りの同級生が迷惑していることを察知しなさい」。
それ以降、彼はおとなしくなった。明らかに、彼は、自分の存在をアピールし、認められたがっていたのだと思った。
保護者向けの講演で伝えたこと。それは「弁当の日」を実施するという目的でなく、「弁当の日」を通してどんな子どもたちを育てるかという目的を共有すること。
周りの空気が読める人。
周囲に喜ばれ、自身の存在を有り難がられる人。