2012後期「いのちの授業」第5回〜「味覚」

昨日の「いのちの授業」のテーマは「味覚」。 教室で、いりこ、こんぶ、かつお節で出汁を取り、試飲し、感じる味を自分の言葉で表現する。 日本マクドナルド創業者は、味覚は9歳までに完成しそれ以降は修正不可能と言ったそうだ。しかし、味覚が脳を介する…

Core Seminar ~ Foods, Agriculture, the Environment and Lives

"Core Seminar ~ Foods, Agriculture, the Environment and Lives" is a one of the IUPE General Education Courses in Kyushu Univiversity Taught Day: Autumn Semester in 2012 Tuesday, the 4th period (14.50-16.20) Place: Ito campus Room1406 Instr…

「いのちの授業」を受講するわけ

今学期の「いのちの授業」受講生からのメール。 相談があるのですが、実は、前期に少人数セミナーをすでに取ってしまったので、この授業の履修が申請できません。なので、単位認定しない聴講というかたちで講義を受けたいのですが、そういうことはできますか…

大学生のための、第8回・命の入口セミナー in 九大伊都キャンパス

「これは誰でしょう?」 「………」 「左が2代将軍・徳川秀忠、右が14代将軍・徳川家茂です。……で、どちらが健康そうに見えますか?理由も言ってください」 (九大少人数セミナー「いのちの授業」より) 一年の計は「命の入口」にあり。 1月22日(日)、…

食育の成果学生に発表

修学旅行で九大訪問(長崎県口之津小) 自作の弁当持ち寄り交流も 知識と実線に感嘆の声 総合的な学習で食や健康を学んでいる小学生が九州大学を訪ね、学生たちの前でその成果を発表したのち、手づくり弁当で学生と交流するー。こんなユニークな修学旅行が5…

少人数セミナー「いのちの授業」第1回FW 〜 体験!小学生による路上ライブ

修学旅行で伊都キャンパスを訪れた南島原市立口之津小の6年生児童。学校で調べて学んだ、食べものや噛むことの大切さをどうしても大学生に伝えたいと、路上ライブを決行した。 大学生たちは小学生のプレエンテーションのクオリティーの高さに驚いたようだ。…

修学旅行で大学に行く理由 〜 南島原市立口之津小大野校長(新聞記事)

今週10月5日の口之津小児童の九大来訪を、ザビエルひろしさんが記事にしてくださいました。 聞きたい:講義、弁当作り…「人間体験」 〜 修学旅行で大学に行く理由は(長崎県南島原市の口之津小校長 大野義満さん) 小学6年時に行われる修学旅行は、児童…

自分探し 〜 少人数セミナー

「自分についてごまかしたり、自分に嘘をついたりしてやりすごすべきではない。自分に対してはいつも誠実であり、自分がいったいどういう人間なのか、どういう心の癖があり、どういう考え方や反応をするのか、よく知っておくべきだ。 なぜならば、自分をよく…

クロス・カップリング

ノーベル化学賞を二人の日本人が受賞した。 有機物質の炭素結合を飛躍的に向上させる“クロスカップリング”反応の発見が受賞理由。普通ではなかなか結びつかないものどうしを、パラジウムやホウ素、亜鉛に仲立ちさせることによってブレイクスルーを生み出した…

玄米先生がやってきた!

漫画「玄米せんせいの弁当箱」 食の大切さ 食をとおしてつながる人や生きものの大切さ そういうことを教えてくれる食育漫画 その漫画を小学校の授業で使う先生がいます。 その漫画を描いた漫画家がその授業を見学にやってきます。 その漫画に描かれた歯医者…

庭先の絶滅危惧種 〜 カノコユリプロジェクト新聞に載る

カノコユリプロジェクトが西日本新聞の夕刊コラム“潮風”に掲載。 宗像市出身のライターMさんが、このプロジェクトのことを気に入って、さっそく記事を書いてくださった。 庭先の絶滅危惧種 カノコユリは、日本が世界に誇るユリの原種のひとつ。天保三年(一…

ワクワクしないワークショプ

学会。 あるワークショップに参加。 若手研究者の最近の研究成果の発表に耳を傾ける。 最近の若手研究者が、どんな創造力や思想や哲学で研究に取り組んでいるのか、とても興味があった。 3時間あまりのワークショップを終えて会場を後にし、同席していた若…

農学者の使命

「エヴィデンスを挙げることが期待できなければ関われない。」 昨日の吉田さんの指摘は、食や環境の問題への取り組みに対し、科学者が介入を躊躇するときの心中を見事に突いている。 これは科学者の通常の生活が科学論文を作成することに重きを置いているこ…

日本一受けてみたい論文作成指導

少し前のことだが、指導している大学院生の論文がリジェクトされた。およそ半年をかけ、3回のやり取りの末だ。その学生の落胆が大きかったことは想像に難くないが、2回目のレフリーコメントの印象が良かっただけに、私も意外で残念だった。 学生は、雑誌水…

出前授業その2 _ My Life

特別授業「だいずはだいじ」の第2回目。 前回同様、最初に黙って集中する時間をサイレントパフォーマンスで伝える。今回は「拍手!」の後に「手を頭に!」と書いた。素直な子どもたちはちゃんとやってくれた。滑り出しは上々。 引き続いて、前回好評だった“…

出前授業その1 _ My Life

子どもたちの学びを深めるための教材を学びたい小学校教員。 子どもたちの学びを深めるための教え方を学びたい大学教員。 そんなペアでお互いにの短所を長所で補いながら授業をすると大きな学びがあるのではないかと思った。子どもたちにとっても、普段とは…

ファシリの達人を育成するには _ My Life

宗像市学童保育役員の新旧交代の時期。旧役員から新しい新役員へ引き継ぎをおこないながら、自分が出来たこと出来なかったことをふりかえる。 参加してよかったと思う。 楽しいと感じる。 誰もが行きたくなる。 副会長として切り盛りしながら、そんな保護者…

サイエンティストを育てる感動リレー _ Campus Life

Y教授の研究室の大学院生Yさんが先週末に私のもとへ訪れた。Yさんは博士論文の研究でジンリョウユリ(http://ktani.cool.ne.jp/hanami/040606/rep0606.htm)という徳島県の稀少な(環境省レッドデータの絶滅危惧IA類にリストされる)ユリを保全するために…

マドンナリリー考_ My Life

ワンショット 〜 紫色のテッポウユリ。おそらく、テッポウユリとオリエンタルユリの間の三倍体種間雑種だろう。(リッセPaauwLilies社にて) ニポンでは「極東から欧州へlongiflorumが紹介されるとcandidumにとって代わって欧州園芸界を席巻した」という武勇…

安い労働力に頼る農業…花の向こう側3_ My Life

ワンショット 〜 Paauw Liliesのオフィスで強い香りを放つユリの切り花(リッセにて) Paauw Liliesを見学した同じ日の午前には宿根草(例えばボタンなど)の大規模な苗生産をおこなっている農場を見学した。 そこで見たこんな光景。 ゆっくりと移動する作業…

日本へ帰る前に…花の向こう側2_ My Life

ワンショット 〜 花壇?……ではなく、連結されたトローリーの花を上から見たところ(アールスメールにて) ヨーロッパの旅を終え、予定どおり、本日、日本へ。 帰国便が出発するまでの隙間時間を利用し、アムステルダム近郊のアールスメールにある花市場を見…

自動化された切り花生産〜花の向こう側1 _ My Life

ワンショット 〜 ユリ切り花生産の自動化を実現したPaauw Liliesの商用車(リッセにて) 今日のプロフェッショナルツアーでは、ユリの切り花生産でオランダ一の生産量を誇る農場 Paauw lilies(http://www.paauwlilies.nl/start.html)を見学した。ここで生…

英語コミュニケーション力 _ My Life

ワンショット 〜 ポスター発表でユリ育種研究で著名なオランダ人 van Tuyl の質問を受ける大学院生のSさん。「卒論で読んだ論文の著者に会える日が来るなんて」と感激していた。(リッセにて) 国際花卉球根・宿根草シンポジウムは2日間の研究発表プログラム…

卒業論文 _ Campus Life

ワンショット 〜 お世話になった先生と一緒に。ハイ、キムチ〜!(卒業パーティーにて)

内田研究 _ Campus Life

宗像市でお弁当の日を広げるためのイベントを11月17日の開催に向けて企画中。その応援を“号泣の魔術師”内田美智子先生に依頼している。 その内田先生に我がままを言って2日間にわたって付きまとう。いわゆる“追っかけ”。内田先生のことをもっと知るため…

いい作文とは _ Campus Life

「大学生になった彼らは,作文の技術を教えてもらう時間はなかなかない.………無防備のまま3年になり、一般企業のエントリーシートを書き、公務員試験の小論文を書く。それらが自分の一生を左右するというのにだ。」 ゴーシ舎長はそう言って,昨日の少人数ゼ…

田植え考〜お百姓さんの想い _ Campus Life

屋上田んぼ田植え→少人数ゼミの学生と深江地区の大規模水田の田植え→元岡地区で九州大吟醸田植え会 ゴーシ舎長同様、3日連続で田植えをはしごする。 田んぼ持ちでもないのに、田植えができる。何と幸せなことか。 そんな中でお百姓さんの真剣な声を聴く。 …

なぜ感動するのか?_ Campus Life

「“何を伝えるか”でなく、“どう伝わるか”」 昨日の少人数ゼミのテーマは「食」.そして学ぶことは「伝えること」. 一生懸命に伝えようとしたらついしゃべりすぎてしまった,という経験は誰もがあるのでは.でも,意外と自分の思いが相手に伝わっていなかっ…

デカタ考

農学研究院構内の環境美化について(通知) 平成5年に制定された「環境基本法」において,6月5日を「環境の日」と定め,国,地方公共団体等において各種の催し等を実施することとされています。 また,6月1日から30日までの1ヶ月間を「環境月間」と…

大学の講義

本年度から助手改め助教となり,講義を持てるようになった.(「えっ?助手って講義持てなかったの?」と思う人もいるかもしれないが,そうなんです.)前期,主として1年生を対象にふたつの講義を何人かの先生と分担しながら担当している.そのうちひとつ…