イタリア旅行記〜7

シンポジウム会場のホテルのすぐ近くに小さなピッツァリア(ピザ専門レストラン)がある。 ホテルから徒歩で1分という立地条件もあり、ペッシャに滞在中3回もここで夕食を食べた。 ピザとパスタ中心のメニューだが、石釜で焼くピザと魚介類を使う料理が美…

イタリア旅行記〜6

国際ユリシンポジウムの3日目はテクニカルツアー。 イタリアで二番目に大きいという、ペッシャ市内のフラワーマーケット。 観賞用植物がイタリアの内外からこの場所に集まり、そして散らばっていく。 日本でお馴染みのものもあれば、見たことないようなもの…

イタリア旅行記〜5

フィレンツェから電車で1時間。 郊外の小さな街ペッシャ。 そこに世界16カ国から約90名の研究者が集まっている。 国際ユリ属シンポジウム。 “ユリ族”ではない。 “ユリ属”。 ユリを研究するマニアックな人による極めて真面目な研究交流の国際会議だ。 世…

イタリア旅行記〜4

昨夜もそうだったが、夜中の2時に目が覚めてしまった。 時差ぼけというよりも、早寝のせいだろう。 寝過ぎても時間がもったいないので、朝までいろいろとたまっている仕事をした。 今日は次の街への移動日。 朝食をゆっくりといただき、出発時刻の午後3時…

イタリア旅行記〜3

フィレンツェ2日目。 昨夜ワインを飲み過ぎたせいか夜中に目が覚めてしまい、朝、再び目が覚めると8時10分前。 観光客に人気のウッフィッツィ美術館の当日チケット売り場に並ぶには8時半までには並ばなければならないと思っていた私は、 慌てて着替え、…

イタリア旅行記〜2

早朝、ジェノヴァを列車で発つ。 途中、世界遺産に登録された美しい景勝の海岸線を車窓から眺めながら南下。 15年前、イスラエルのビーチで泳いで以来、再び拝めた地中海。 エメラルドブルーの海と断崖に張り付くようにして所狭しと並ぶレンガ色の屋根と漆…

イタリア旅行記〜1

福岡発香港経由の長い空の旅を経てイタリア(ミラノ・マルペンサ空港)に入国。 バスと電車を乗り継ぎ、3時間半ほどで最初に訪れたのは港町ジェノヴァ。 アメリカ大陸を発見した、かの有名なコロンブスの生地である。 半徹夜状態で出国前日を過ごし、香港ま…

食育塾 in 宗像の反響

食育塾 in 宗像が終わった。 その後、メールやコメントが続々と届いている。 早速、家で子どもと料理に挑戦したと言う人。 今回、参加できず次回を期待される人。 飯塚市で開催されている食育塾にも参加されると言う人。 県外への食育塾の誘致を希望される人…

食育塾 in 宗像

参加者51名。 子どもの年齢4〜18歳。 年齢差が大きい子どもたちを含む50名規模の調理実習の中で、 どれだけのことを伝えられるのか? 数多くの実習授業を経験してきたが、この条件は私にとって未知の領域。 果たしてその出来は? 参加者の満足度は? 参…

長岡のスゴい人伝〜おもてなしの達人

最終日は、長岡から山形県境まで海岸線を北上しながらオニユリ探し。 なんと、Tさんのご主人まで運転手としてご協力くださった。 「この辺だったかな〜」とつぶやくご主人。 車載ナビを覗くと、マップ上に旗印が点々と登録されている。 どうやら、私が来る前…

長岡のスゴい人伝〜ロータス・エンターテイメント

「まず、コレからどうぞ」 そう言って目の前に差し出された茹でたてのレンコンは、 みたこともないような透き通る白さだった。 スライスされた一枚の小さなレンコンの輪切りを口に入れる。 シャキシャキとした新鮮な噛みごたえの後に、 やさしい甘味さが後か…

長岡のスゴい人伝〜縛られない人生の達人

新潟県長岡市。 昨年、“弁当の日”の仙台・庄内ツアーで知り合いになったTさんのご自宅にお世話になった。 そのTさんの紹介でOさんにお会いした。 「大学の先生と言われるから、もっと年寄りが来るもんだとばかり思っとったよ」と、 ちょっと辛口なトーク…

夏休みの大発見

御舟町での食育講演。 マニアックな私に、 かねてから見たいと切望していた“あるもの”を見るチャンスがやってきた。 あるものとは、小学生が夏休みに見つけたアレだった。 夏休みのある日のこと。 一組の父子が夏休みの想い出の研究にしようと化石の発掘へ出…

博士の愛した植物

■8/20(金)【幾田淳子先生の食育塾 in 宗像】 只今16名の参加希望を頂いております。 残り34名です。 参加希望の方はどうぞお早目に。 詳細はコチラ↓ http://d.hatena.ne.jp/mich_katz/20100801 ここはどこ? 植物園。 高知でのカノコユリ探索がス…

元気野菜の伝え方

「本来の生命力を引き出すと野菜は病害虫を寄せ付けず、しかも美味しくなる。それが野菜本来の姿。それが“元気野菜”。」 それはたぶん真実。 でも、それは思い込みではないかと言う人もおられるだろう。 特に、“科学者”という職業に就く人ならきっとそう言う…

食育塾 in 九州一受けたい授業

夏休み企画「九州一受けたい授業」。 45分の家庭科授業を4コマ担当した幾田淳子先生に私も助っ人として協力。 45分でできる食育とは?調理実習とは? 二人でアイデアを出し合い、知恵を絞った。 まず、自分の味覚を確認する。 あまい、すっぱい、にがい…

週末イベント

いよいよ明日、明後日は、幾田先生との本格コラボ。 私自身もとても楽しみしています。 ■7/24(土)【九州一受けたい授業】 http://f.kyuden.co.jp/event_kyushu1 元気野菜を提供。 元気野菜の試食、調理を体験できます。 ■7/25(日)【幾田先生の食…

JAおちいまばり

JAおちいまばりのMさんが、宗像未来PJのエコバッグをブログに紹介してくださいました。 http://localfarmingsaisai.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-7249.html 感謝〜〜〜。 JAおちいまばりの直売所「さいさいきて屋」は、今治市内の幹線道路沿い…

小さな命の輝き

小学校は夏休みへと突入。 栽培委員の生徒たちに任せていた花壇(パイヨンビオトープ)や元気野菜園の水やりのため、毎朝、小学校へと出かけることにした。 夏休みの校庭は、いつもと違って子どもたちの賑やかな声はまったくなく、とても静かだ。 鳥や蝉の鳴…

「早寝、早起き、朝ご飯」運動の近未来

「我がPTAでも、早寝、早起き、朝ご飯を実施しており……」 食育講演に呼ばれると、そんな挨拶をよく聞く。 その中で、 「◯◯%の生徒が朝食を摂取しており、その割合は年々、確実に増えている」 ……というような成果をよく耳にする。 「では、その生徒たちが…

松前町北伊予地区の“ビックリ”!

今治のショートステイの後、1時間で松前町に到着。 松前町では毎回たくさんの“びっくり”に出会う。 サプライズ第1弾。 松前町PTA連絡協議会の講演会には、 たくさんのPTA関係者がご来場くださり、 持ち込んだ「玄米せんせいの弁当箱」が飛ぶように売…

笑顔のマドレーヌ

講演のために自家用車で愛媛県松前町へ向かう。 途中、今治のJA直売所「さいさいきて屋」に立ち寄る。 あの“可愛い左腕の中のお弁当”(http://d.hatena.ne.jp/mich_katz/20100706) で協力下さったMさん親子に会うため。 連休の中日に訪れた買い物客で店内…

三たび、あいたいのにあえない

先日、話題になったチーズみそ汁。 幾田先生よりコメントを頂きました。 チーズをつかったみそ汁編 これはもう好みの世界です(笑) ミスマッチというかもしれないし、合う!という人、合わない!という人様々でしょう。 ただ、この前トスカーナへいったとき…

輝く“しょくいくた”

幾田淳子先生との企画打ち合わせのためにTNCへ。 生放送中のスタジオに入れて頂いた。 2007年10月5日以来。 田んぼ力検定がニジゴジという華丸・大吉さん司会の番組で取り上げられ、 生出演するゴーシ先生にお共して以来のTNCの放送スタジオ。 (あの…

いつもと違う誕生日

追い山の日。 私の誕生日。 打ち合わせのために訪れたTNCのイタリアンレストランで、ため歳の幾田先生と年下の山西先生にお祝いして頂いた。 「先生、お誕生日おめでとうございます。」 研究室へ戻ると、部屋へ入ってきた留学生がいきなりそう言った。そ…

幸せな死

月曜日、祖母が他界した。 前日に誕生日を迎え103歳になったばかりのことだった。 他界する4日前、最後に会った時には、嬉しそうに手を握ってくれた。衰弱しているとは思えないほど、力強い握手だった。話している間、何度も何度も握手してもらった。 そ…

誰が子どもたちを育てるのか〜北伊予中学校の講演感想文

先月末の北伊予中学校での講演は好天に恵まれ、 体育館の中は蒸し風呂状態だった。 そんな悪条件の中で中学生には異例の90分講演。 北伊予中生徒の感想文が届いた。 読んでいると涙が出てきた。 最初、どんなことを話すのだろう、生教育とは何だろう、とい…

講義 in 調理師専門学校キッチンスタジアム

福岡調理師専門学校で食育の講演。受講生は、料理講師や料理人を目指す人たちとその先生たちだ。 まず、会場を見てビックリ。講義室の一番前は教壇ではなくキッチンユニットなのだ。そのキッチンで調理する手元がよく見えるように、聴講席が映画館のような階…

“会いたいのに会えない”考 

あいたいのにあえない食材の組み合わせについての記事(http://d.hatena.ne.jp/mich_katz/20100707)に対して、みそ汁にチーズを入れると美味しいというコメントを頂きました。その後、このコメントに対して、それを支持するコメントが多数。もう、それを実…

講演記事の掲載

岐阜へ遠征した時の講演を地元紙が記事にしたということを、可児ここプロジェクト(可児市の子育てや弁当の日の拡充を目指すグループ)のWさんにメールで知らせて頂いた。その記事を可児ここプロジェクトのブログ(http://d.hatena.ne.jp/kanicoco/20100707…